※本記事は2025年10月時点のものです。
シェアオフィスとは、第三者とスペースを共有して利用するオフィスサービスの総称を指します。ただし、業界内でも明確に定義されているものではなく、使用している人によって意味合いが異なることがあるため、注意が必要です。
本記事では、「第三者とスペースを共有して利用するオフィスサービスの総称」という観点から、類似のオフィスサービスとの違いや、シェアオフィスを利用するメリット、注意点などを網羅的に解説します。
また、billageもシェアオフィスとして全国12か所に拠点を展開しています。ご希望のエリア、条件をいただければ、最短当日中に料金がわかる資料をお送りいたします!下記「見積依頼」よりお気軽にお問い合わせください。
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シェアオフィスとは?

シェアオフィスは、第三者とスペースを共有して利用するオフィスサービスの総称を指すことが多いですが、これは業界内においても明確な定義はされていません。

個室がなく、フリーアドレス制のワークスペースサービスをシェアオフィスと呼んでいる場合や、個室の有無は関係なく、他の利用者と共有で使用するワークスペースサービスならシェアオフィスと呼んでいる場合など様々です。
billageでは、コワーキングスペースとレンタルオフィスが併設しており、他の利用者と共有で利用するワークスペースサービスのことをシェアオフィスと定義しています。
シェアオフィスと他のオフィスサービスの違いは?

シェアオフィスのようなオフィスサービスの呼称として、「コワーキングスぺース」「レンタルオフィス」「バーチャルオフィス」「フレキシブルオフィス」などがよく用いられますが、それぞれ少しずつ意味が異なります。
| コワーキングスペースとの違い | レンタルオフィスとの違い | バーチャルオフィスとの違い | フレキシブルオフィスとの違い |
|---|---|---|---|
| シェアオフィスサービスの中のコワーキングスペース、という立ち位置。 利用者は自分専用のスペースを持つことはできず、カフェのような開放的なスペースをフリーアドレス性で利用できる。 | シェアオフィスサービスの中のレンタルオフィス、という立ち位置。 利用者は自分専用の個室オフィスを利用することができ、会議室やラウンジスペースなど、一部機能を他の利用者と共有で利用することが多い。 | ■物理的スペースの有無 物理的なスペースは利用できないが、自身のビジネス活動において、特定の住所を法人登記用やWebサイトへの掲載のために利用できる。 | ■ほとんど同じ意味 「柔軟なオフィス」という意味であるが、契約形態や利用できるサービスなどはシェアオフィスと同じ意味で使用されることが多い。 |
コワーキングスペースとの違い
コワーキングスペースは、シェアオフィスというサービスカテゴリーの中にあるサービスの一つである、という意味合いで利用されることが多いです。
コワーキングスペースとは、1~4名程度が掛けることができるテーブル席やブース型の席などが並んでいる大きなスペースを、ビジネス目的で利用できるオフィスサービスのことです。
コワーキングとは、「co(ともに、一緒に)」と「working(働く)」を組み合わせた造語で、「複数の会社、個人と同じ場所をシェアして働く」という意味があり、個人、または少人数の法人、スタートアップ企業などによく利用されています。
billageでもコワーキングスペースを提供しています。実際に体験してみたい!という方は、下記「内覧予約」からお気軽にお問い合わせくださいませ。
▶関連記事「コワーキングスペースとは?特徴やメリット・デメリットなどを解説!」
レンタルオフィスとの違い
レンタルオフィスも、コワーキングスペースと同様に、シェアオフィスというサービスカテゴリーの中にあるサービスの一つである、という意味合いで利用されることが多いです。
レンタルオフィスとは、あらかじめデスクや椅子、インターネット回線などの設備が整った専用の個室オフィススペースを、必要な期間だけ借りられるサービスのことです。
契約者だけが利用できる専有スペースを持ちつつ、オープンスペースや会議室などを他の利用者と共同で利用できることが多く、通常の賃貸オフィスと異なり、初期費用や設備投資を抑えながら、すぐに業務を開始できる点が特徴です。
billageでも1名から10名程度で利用できるレンタルオフィスを提供しています。希望のエリア、利用人数、利用方法などを入力するだけで、最短当日中に見積もり資料を受け取ることが可能!下記「見積依頼」からお気軽にお問い合わせ下さい。
▶関連記事「レンタルオフィスとは?他との違いやメリット、選ぶ時のチェックポイントを徹底解説!」
バーチャルオフィスとの違い
バーチャルオフィスとの違いは、物理的なスペースがあるかどうかであり、シェアオフィスは物理的なワークスペースが利用できる一方、バーチャルオフィスはワークスペースを利用できず、住所だけを借りられる点が異なります。
バーチャルオフィスは、実際に作業場所として利用できる物理的なワークスペースは借りずに、特定の住所のみをビジネスを目的として利用できるレンタルサービスのことです。
自宅の住所を公開したくない個人事業主の方や、ネットショップを運営している事業者などに多く利用されており、シェアオフィスと併用して利用するような事例もあります。
フレキシブルオフィスとの違い
フレキシブルオフィスとの違いは、実はほとんどありません。
フレキシブルオフィスは「柔軟なオフィス」という意味なのですが、契約形態や利用できるサービスなどを掘り下げていくと、シェアオフィスとほとんど変わらず、同じような意味で使用されることが多いです。
シェアオフィスの主な特徴は?

シェアオフィスの特徴は、他の利用者と同じ空間をシェアして働くことができる、低コストで好立地なオフィスを利用できる、契約形態、利用形態が柔軟であるという点です。
他の利用者と同じ空間をシェアする
シェアオフィスは一つのオフィス空間を他の利用者と共有して利用する点が大きな特徴です。
作業スペース自体をシェアするコワーキングスペースのような施設もありますし、一定の専有スペース、プライベートスペースを確保しながら、会議室などの一部施設を他の利用者と共有するレンタルオフィスなどもあります。
billageではコワーキングスペース、レンタルオフィスの両方を展開しています。少しでもシェアオフィスの雰囲気を体験してみたい、という方は、下記「内覧予約」からお気軽にお問い合わせ下さい。
低コストで好立地なオフィスを利用できる
シェアオフィスは1人から利用できる点、他の利用者とワークスペースを共有する点から、低コストで利用することができる点も特徴の一つです。
また、東京都内では千代田区や渋谷区、大阪府であれば梅田エリアや心斎橋、本町エリア等、各エリアにおいて人気のビジネスエリアに出店されていることが多く、好立地のオフィスが利用できる点もポイントです。
コストを抑えながら好条件の立地でオフィスを開設したいなら、シェアオフィスはおすすめの選択肢です。
契約形態、利用形態が柔軟である
シェアオフィスは各ブランドごとに、数か月だけの短期利用ができたり、各種プランを組み合わせて自分に最適なサービスを選択できる点も大きな特徴です。
シェアオフィスはサービス利用契約に基づくことが多いため、賃貸事務所、オフィスと比較すると契約条件が柔軟な傾向が強く、また、様々なプランが展開されているため、自分の用途、希望に合わせたサービスを受けることができます。
billageでも個室オフィスやコワーキングスペースを利用できる基本プランの他、働き方や利用用途に合わせた様々なプランをご用意しております。希望のエリア、利用人数、利用方法などを入力するだけで、最短当日中に見積もり資料を受け取ることが可能!下記「見積依頼」からお気軽にお問い合わせ下さい。
▶関連記事「billageをもっと有効活用するためのオプションサービスを解説!」
シェアオフィスを利用するメリットは?

シェアオフィスは第三者とワークスペースを共有し、契約形態が柔軟であることから、他企業、利用者との交流の機会を持つことができる、リスクを低減しながらオフィスを開設できる、数か月単位で短期の利用ができるという点が大きなメリットといえます。
他企業、利用者との交流の機会を持つことができる
シェアオフィスは、他の利用者と同じワークスペースを共有して利用する、という特性から、他社に勤めている人や起業をした人などと交流の機会を持てる点がメリットです。
新しい取引先の開拓に活用できたり、また、起業家、フリーランスなど一人で活動をしている方であれば、同じ環境の人の話を聞いて情報交換ができたり、ビジネスにおける様々なチャンスが転がっている環境が整っているのがシェアオフィスである、といえます。
リスクを低減しながらオフィスを開設できる
低コストで好立地なオフィスを、数か月単位で利用できる、という点から、事務所撤退時、閉業時などのリスクを低減しながらオフィスを開設できる点もシェアオフィスのメリットです。
起業時の初めてのオフィスや、新しいエリアへの初出店の時のオフィスなど、賃貸事務所を選択すると、向こう数年は退去も移転もしづらく、撤退時のリスクが伴います。
一方で、シェアオフィスであれば、数か月単位で契約が可能であるため、これらのリスクに備えることができます。
シェアオフィスbillageでは最短2カ月から、以降は1カ月毎の自動更新で利用ができ、利用途中の個室オフィスやプランの変更にも柔軟に対応しています。料金シミュレーションをしてみたい!という方は、下記「見積依頼」からお気軽にお問い合わせ下さい。
数か月単位で短期の利用ができる
前述でも少し触れましたが、シェアオフィスは数か月単位の短期利用ができるため、様々な用途で活用することができる点がメリットです。
シェアオフィスbillageで実際にあった事例としては、半年ほどのプロジェクトに携わるメンバーの執務スペースとしてや、オフィスの引っ越しの間に一時的に利用したい、などのような短期利用の事例がありました。
シェアオフィスbillageでは最短2カ月から、以降は1カ月毎の自動更新で利用ができます。料金シミュレーションをしてみたい!という方は、下記「見積依頼」からお気軽にお問い合わせ下さい。
シェアオフィスを利用するときの注意点は?

柔軟に低コストで利用できるのが魅力的なシェアオフィスですが、利用するときには、機密情報の管理方法や、賃貸借契約に基づかないこと、月額コストが割高になりがち、などの点に注意が必要です。
機密情報の管理に注意
シェアオフィスは第三者と同じ空間で働く特性を持っているため、機密情報もおのずと共有スペースにさらすことになる点に注意が必要です。
特に、共有スペース(ラウンジ、オープンスペースなど)では、作業中のパソコンの画面がのぞける環境だったり、Web会議の内容が隣の席の人に聞こえてしまう環境であるため、思わぬ形で情報が漏れてしまう可能性が高いです。
共有スペースでも、個室の会議室や電話ブースなどを活用したり、個室オフィスプランを契約したり、自分だけのスペースを確保する工夫をしましょう。
賃貸借契約ではないことが多い
シェアオフィスは比較的新しいオフィスサービスであることもあり、オフィス利用は賃貸借契約ではなく、運営会社独自のサービス利用契約に基づくケースがほとんどです。
賃貸借契約ではないということは、「オフィスを借りている」という法的証明がしづらく、借地借家法の保護も受けられないこともあります。
法人口座を開設するときや行政関連の手続きをするときなどに影響することが多いため、検討段階で運営会社側に実績があるか、契約形態や契約書面の有無、内容などをしっかり確認しましょう。
月額コストが割高になりがち
低コストで開設できる点がメリットのシェアオフィスですが、実は長い目で見ると、月額コスト(ランニングコスト)は割高になりがちなケースが多い点にも注意です。
これは、通常の賃貸事務所、オフィスとは異なり、シェアオフィスの料金には、共有スペースの維持、管理費用や、施設運営をするスタッフの人件費、各種サービスの運営費用などがコストに含まれているためです。
初期コストは賃貸事務所、オフィスと比較して圧倒的に安いため、短期利用だと総額のコストは低いのですが、数年単位で利用すると賃貸事務所、オフィスの方がお得になることもあるため、利用期間に応じて、初期コストと月額コストの総計を比較することをおすすめします。
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シェアオフィスの活用方法は?

シェアオフィスに向いているおすすめの活用方法は、起業時、会社設立時の最初のオフィスとして、新しいエリアへの営業所や事務所の開設場所として、他社との交流をきっかけに取引先開拓をする場として、などです。
起業時、会社設立時の最初のオフィスとして
シェアオフィスは数か月から、柔軟な条件でオフィスを開設できることから、起業時の初めてのオフィスとしてよく利用されます。
法人登記の住所利用もできるサービスが多いため、1人で起業をする人、開業する人にシェアオフィスはおすすめです。
新しいエリアへの営業所や事務所の開設場所として
都内に本社があり、これから市場を開拓したい、という時などの最初の拠点(オフィス)としてシェアオフィスが選ばれるケースもよくあります。
シェアオフィスは起業家やフリーランスなどの個人によく利用されているイメージがあるかもしれませんが、短期間&小規模で、リスク少なくオフィスを出店できることから、中小~大企業の層の利用も多いのです。
他社との交流をきっかけに取引先開拓をする場として
様々な人と同じワークスペースを共有していることから、交流や情報交換などを目的にシェアオフィスを選択するケースも多いです。
交流を通じて新しい取引が開拓できたり、同業種同士の情報交換ができたりするため、シェアオフィスの中には交流イベントやコミュニティ運営に力を入れているところもあります。
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シェアオフィスを選ぶときのポイント

シェアオフィスは運営会社によって様々な特徴があります。数あるシェアオフィスの中から自分に合う最適なサービスを探すためには、サービス、プランの内容や契約条件、契約期間、そして、各施設のコンセプトをチェックすることをおすすめします。
サービス、プランの内容
シェアオフィスは運営会社によってさまざまなプラン、サービスが展開されています。
ワークスペース利用に関して、利用できるスペースの種類が選べるだけではなく、利用できる時間帯や利用できる人数などによってプランが分かれていることも多く、また、オプションとして、秘書代行サービス、事務代行サービスなどが利用できる施設もあります。
オフィス利用に関して、コストをかけるべき部分、削減できる部分などを吟味して、最適なサービス、プランを選びましょう。
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契約条件、契約期間
シェアオフィスは契約条件を柔軟に決められる分、運営会社によって契約条件、特に、契約期間に幅があります。
契約期間が1カ月からでOKのところもあれば、1年は契約しないといけない、という条件を設けられることがあったり、逆に、長期間契約による特別料金が適用されたりと、運営会社によって異なります。
契約条件を明確にするためには、運営会社から見積書を提出してもらったり、契約書、利用規約などをしっかり確認することが重要です。
施設のコンセプト
新たなオフィスサービスとして注目されているシェアオフィスですが、特定の分野に特化した施設や特徴的なコンセプトを設けている施設も増えています。
例えば、3Dプリンターや大型印刷機、共有の工房などを併設しているクリエイター向けのシェアオフィスや、バイリンガルの受付スタッフ、高度なセキュリティシステムを導入しているハイグレードなシェアオフィスなど、ターゲットに合わせて様々なシェアオフィスが今でも生まれています。
料金や契約条件以外の施設の雰囲気や他の利用者の層もおのずと決まってくるので、契約前に、実際に施設に足を運んで雰囲気を確認することをおすすめします。
billageでは施設の見学だけではなく、1日無料で体験利用ができる「1日無料体験」も随時承っております。少しでもシェアオフィスの雰囲気を体験してみたい、という方は、下記「内覧予約」からお気軽にお問い合わせ下さい。
シェアオフィスならbillageがおすすめ

初めてのシェアオフィスならbillageがおすすめです。1名月額4,000円から利用できるコワーキングスペースや、1名用のコンパクトな個室オフィスを利用できるレンタルオフィスまで幅広く展開しております。
- 東京、大阪を中心に全国12拠点を展開
- 月額9,000円~23,000円で法人登記+コワーキングスペースが利用できる
- 1名~10名程度のレンタルオフィスも利用できる
- 会員同士の交流イベントも各施設で開催
- 最短2カ月からの短期利用が可能
- 最短5営業日でスピード開設可能
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まとめ|シェアオフィスは柔軟に低コストで利用できる初めてのオフィスに最適なサービス

シェアオフィスは数か月単位で利用でき、低コストで好条件の場所でオフィスを開設できる魅力的なサービスです。
しかし一方で、シェアオフィスのサービス形態では要件を満たさない利用方法や、運営会社によって多様なプラン、サービスが展開されているため、検討時にはしっかり調査、確認をするようにしましょう。
シェアオフィスの料金シミュレーションをしてみたい!という方は、下記「見積依頼」からお気軽にお問い合わせ下さい。
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