本記事はレンタルオフィスの料金の相場や、利用にあたってどのようなサービスに料金が発生するのかなどを解説した記事です。
(読了時間|約5~10分)
レンタルオフィスとは
レンタルオフィスとは、賃貸借契約に基づく一般的な賃貸オフィスとは異なり、施設運営者とサービス利用契約を結び、個室のオフィスを利用できるワークスペースサービスのことです。
明確な定義は業界の中でも定義されてはいませんが、1人から10人程度の小規模な個室オフィスを月額でレンタルすることができるサービスを指す場合が一般的です。
レンタルオフィスと賃貸オフィスの料金比較
一般的な賃貸オフィスとレンタルオフィスで発生する費用にどのような違いがあるのでしょうか。
初期費用
一般的な賃貸オフィスでは初期費用として敷金(保証金)やオーナーに支払う礼金、仲介業者を介した場合は仲介手数料が発生するだけではなく、入居準備として内装工事費用、オフィス家具購入・搬入費用などが発生します。
一方で、レンタルオフィスはオフィス什器やOA機器など、オフィス利用に必要最低限のものがすでに備え付けられている場合が多く、かつ、契約に対して保証人を必要としない場合が多いため、敷金・礼金が発生しない場合が多いです。
オフィス開設のために初期費用を抑えたいのであれば、レンタルオフィスがおすすめです。
費用の内訳 | レンタルオフィス | 一般的な賃貸オフィス |
---|---|---|
敷金(保証金) | 初期費用として月額利用料金の1〜2か月分が相場。 | 敷金として月額利用料金の6~12か月分が相場。 |
礼金 | なし | 月額利用料金の3~6か月分が相場。 |
仲介手数料 | なし | 月額利用料金の1か月分が相場。 |
内装工事費用 | なし | 20万~30万円 / 坪あたりが相場。 |
オフィス家具購入・搬入費用 | なし | 新しく開設する場合は発生。 |
展開する事業や利用する人数等によって、レンタルオフィスか貸事務所どちらを選ぶのがよいのかが変わります。上記の表の項目を参考に、あなたのケースでどちらを選ぶべきか検討しましょう。
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月額費用
一般的な賃貸オフィスを利用する中で毎月コンスタントに発生する費用としては、家賃、光熱費、通信費、管理・共益費などが発生します。
一方で、レンタルオフィスも家賃、光熱費、通信費、管理・共益費が発生しますが、オーナーとの賃貸借契約を結んでいるのはレンタルオフィス運営会社であるため、利用者が支払う金額の名目としては「月額利用料金」としてひとまとめに請求される場合が多いです。
一点注意が必要なのは、レンタルオフィスの場合は一般的なオフィス利用料金に加えて、サービス料金が加算されている場合がほとんどです。
これは、レンタルオフィスがサービスとして共有の会議室や共有スペース、受付のスタッフの常駐など、施設維持のためのサービスを提供しているためです。
数年単位のランニングコストを比較した場合だと、賃貸オフィスの方が安く済む場合があります。
ただし、バックオフィス機能、秘書・電話代行などのサービスを外部に委託したい場合は、それらのサービスが含まれるサービスオフィスを利用する、という選択肢もあります。
費用の内訳 | レンタルオフィス | 一般的な賃貸オフィス |
---|---|---|
家賃 | 〇 | 〇 |
通信費 | 〇 | 〇 |
光熱費 | 〇 | 〇 |
管理・共益費 | 〇 | 〇 |
サービス料金 | 〇 | × |
その他かかる費用
初期費用、ランニングコスト以外でオフィス関連で発生する料金に関して、一般的な賃貸オフィスでは特にありません。
レンタルオフィスの場合はそれぞれの施設、サービスによりますが、共有の会議室利用料金や複合機の印刷費用などがショットで支払う必要がある費用となります。
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主要なエリアのレンタルオフィスの相場
東京、大阪で特にオフィス需要が高いエリアのレンタルオフィスの相場です。レンタルオフィス利用の検討の際にぜひご活用ください。
※自社調べ
東京|新宿区
東京新宿区は日本最大の歓楽街「歌舞伎町」で有名なエリアですが、一方で東京都庁など行政の主要機関などを中心に高層ビルが集積するエリアでもあります。特にJR新宿駅周辺には多くのオフィスが出店されています。
坪当たり | 65,000円~170,000円 |
東京|千代田区
東京千代田区は新幹線が停車する東京駅があり、丸の内や秋葉原、水道橋、神田などのエリアが集積しています。高層オフィスビルから小規模オフィスビルまで、新宿区に次いでオフィス出店の候補地として良く挙がるエリアです。
坪当たり | 81,000円~210,000円 |
東京|渋谷区
東京渋谷区は言わずと知れた流行の発信地としてや観光地として世界的に有名であり、最近では再開発が進むエリアでもあります。IT企業が多く集積している傾向が強く、大型のシェアオフィスも続々出店しているエリアです。
坪当たり | 70,000円~180,000円 |
大阪|北区
大阪北区は、一般的には梅田(キタ)と呼ばれており、大型商業施設やファッション、グルメなどのエンターテイメントが集積するエリアです。一方で、うめきた2期地区開発プロジェクトも進んでおり、オフィス出店の場所として人気の高いエリアでもあります。
坪当たり | 33,000円~80,000円 |
大阪|中央区
大阪中央区は、地元では淀屋橋(よどやばし)や本町(ほんまち)と呼ばれ、大阪市役所を中心に行政機能、大企業の本社などが多く集積する昔ながらのオフィス街です。北区エリアに次いで人気の高いエリアです。
坪当たり | 19,000円~48,000円 |
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レンタルオフィスの料金内訳
レンタルオフィスの料金として具体的にどのようなサービスに料金が発生するのかを解説します。
初期費用
レンタルオフィス入居時の初月に掛かる費用は、大きく分けて下記の3点です。
- 初期費用(月額基本料金の1~2か月分)
- 初月分の月額基本料金
- 初月分の管理・共益費
注意すべき点は、初期費用は敷金(保証金)とは異なり、退去時に返却される場合とされない場合があるため、事前に確認しておく必要があります。
また、初月の利用料金(管理・共益費含む)についても、月中の契約時に日割り計算が適用される場合とされない場合があるため、こちらもしっかり確認しましょう。
月額費用
月額費用は、一般的な賃貸オフィスに掛かる費用+サービス料金が基本で、その他必要に応じてオプションサービスを付帯させることが可能です。
基本料金 | 家賃 通信費 光熱費 →上記をまとめて「月額基本料金」 + 管理・共益費 |
オプションサービス例 | ・住所利用 ・秘書代行サービス ・電話番号発行サービス ・電話代行サービス など |
※各社のサービスにより異なります。
その他かかる費用
初期費用、月額費用の他に掛かる費用としては、従課金制のサービスが挙げられます。
- 印刷・コピー費
- 会議室利用料金
- ゲスト同伴利用料金
- 他拠点の利用料金
利用した分だけ費用が発生するサービスですが、各社のサービスにより大きく仕組みや料金が異なるため、検討時に事前に確認をしましょう。
まとめ|用途や予算で適切なオフィスを選ぼう
初期費用や月額費用など、賃貸オフィスとレンタルオフィスではそれぞれ一長一短ですが、予算や利用用途、人数などに合わせて適切なサービスを選択しましょう。
▶参考記事「シェアオフィスと賃貸の違いとは?項目別に徹底解説!」
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初期費用を抑えてオフィスを開設可能
billageのレンタルオフィスの初期費用は月額基本料金1か月分のみです。
起業仕立ての方や法人設立を準備中の方、事務所の新規立ち上げなど、スモールスタートをしたい方におすすめです。
オープンスペースや個室会議室も完備
billageのレンタルオフィスであれば、専用の個室オフィスだけではなく共有のオープンスペースや個室会議室も併設しております。
オープンスペースは気分を変えて作業に集中できたり、打ち合わせや会議など、さまざまな用途でご利用いただくことができます。
また、個室会議室は月額会員であれば、1会員当たり1週間に2時間まで無料、以降500円 / 時間から利用いただくことも可能です。
※個室会議室の有料枠の料金は各施設、各部屋によって異なります。
追加料金なしで法人登記&住所利用が可能
billageのレンタルオフィスは、月額基本料金に住所利用が含まれています。
- 法人登記の住所として
- 郵便物・宅配便の送付先として
- Webサイト・名刺等への記載
などが可能です。
※一部拠点では法人登記ができない、または条件がある場合がございます。
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