コワーキングスペースとは?受けられるサービスやメリット・デメリットを徹底解説!
コワーキングスペースとは
コワーキングスペースとは、「co(ともに、一緒に)」と「working(働く)」を組み合わせた造語で、「複数の会社、個人と同じ場所をシェアして働く」という意味があります。
実は業界内でも明確な定義はありませんが、昨今ではカフェのような内装、席のレイアウトで、個人、または少人数の法人、スタートアップ企業などがフリーアドレス制で利用できるワークスペースのことを指す場合が多いです。
フリーアドレスとは
フリーアドレスとは、決まった席がなく、その時々で空いている席を譲り合って利用する仕組みを指します。
コワーキングスペースの特徴
カフェのようにおしゃれで開放的なスペースを利用できる
コワーキングスペースは前述した通り、自身の席が決まっていないフリーアドレス制のワークスペースです。
3~4名程度が座ることができるテーブル席や、作業に集中できる一人用のブース席、食事や他会員との交流に役立つテーブル席などを基本としており、加えて、最近では様々な業態の業界参入が活発であるため、クリエイター向けの3Dプリンター、作業室を併設していたり、夕方から無料で利用できるビールサーバーなどを設置している施設など、独特のコンセプトを持つ施設が多く新設されています。
他の利用者と一つのスペースを共有する
一般的な賃貸オフィスや自宅でのオフィス開設とは異なり、コワーキングスペースでは同じワークスペースを他の人と共有する点が最も特徴的です。
一つの空間を共有することで、自分専用のスペースを持つよりもイニシャルコスト、ランニングコストとも大幅に節約することが可能です。
電源、Wi-Fiなど長時間利用に適した設備を完備
カフェでは長時間の滞在はあまり好まれません。そのため、混雑時には滞在時間を制限されたり、そもそもコンセントがないことで、充電が切れればその時点で仕事ができなくなる、ということが起こりえます。また、インターネットが使用できなかったり、セキュリティ面で不安があるフリーWi-Fiだったりと、安心して仕事ができる環境とは言い難いです。
一方で、コワーキングスペースは「働く場所」として設計されているため、全席コンセントが完備されており、長時間の作業に適しています。また、インターネット環境に関しては、施設利用者にのみ開放されたネット環境で、外部からのアクセスはもちろん、内部でもお互いに干渉できないネットワーク構築を採用しています。快適さに加え、セキュリティ面でもコワーキングスペースは優れているといえます。
その他利用できるサービス
その他利用できるサービスとして以下のようなものがあります。ただし、提供されていない施設もあるため、利用検討の際は事前に確認しましょう。
- 会議室
- 電話ブース
- コピー機・複合機
- スキャナー
- フリードリンク
- 各種文具・備品貸し出し
など
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賃貸オフィスを比較したコワーキングスペースのメリット
低コストで利用できる
賃貸オフィスはそもそも開設できる最低限の広さが数十坪単位であることが多いため、1人から数人で開設するには、固定費用が余分に発生しがちです。
加えて、賃貸オフィスの場合は敷金(保証金)、礼金、仲介業者への仲介料、オフィス什器・OA機器の購入、搬入費用など初期費用が月額費用の十数倍もかかる場合があります。
コワーキングスペースなら1名から気軽に利用ができ、月額費用は数千円~数万円台であり、また、初期費用も月額利用料金1か月分にも満たない場合が多いです。
料金種別 | コワーキングスペース | 賃貸オフィス |
---|---|---|
利用できるスペース・人数 | 1人~スペースを共有するため、1席から利用できる。 | 複数人~、20坪程度~。 |
初期費用 | 数万円程度 ※月額費用の1か月分程度 | ・敷金(保証金) ・礼金 ・仲介料金 ・オフィス什器、OA機器の購入、搬入費用 |
月額費用 | 数千円~数万円 | 数万円 × 坪数=数万円~十数万円 |
スピーディーに利用開始できる
そもそも、一般的な賃貸オフィスとコワーキングスペースでは契約の仕方が大きく異なります。そのため、契約までに必要なステップも異なるのです。
賃貸オフィスの契約は「賃貸借契約」となり、物件のオーナーと直接契約を結びます。そのため、保証人が必要だったり、審査に時間がかかったりと、すぐにオフィスを開設することができません。
一方で、コワーキングスペースは「サービス使用契約」扱いとなります。物件のオーナーと賃貸借契約を結んでいるのはコワーキングスペースの運営者であり、コワーキングスペースはその転借にあたります。そのため、賃貸借契約で必要な保証人がコワーキングスペースでは不要となり、審査も短時間で進められるため、スピーディーに利用できるのです。
カフェと比較したコワーキングスペースのメリット
仕事に集中できる環境が整っている
当然ですが、カフェは仕事をする場所ではなく、飲食や歓談を楽しむ場所です。早朝出勤前など時間帯によっては落ち着いて作業ができるかもしれませんが、昼過ぎなどの混雑時には隣の席の話し声や環境音が煩わしく感じることもあるかと思います。
一方で、コワーキングスペースは自分の仕事をするために施設を利用する人がほとんどであるため、他の人の話し声が過度に気になることや混雑して落ち着かないということはあまり起こりえないかと思います。
また、ルールとして会話や電話などを禁止している施設もあるため、集中して作業がしたい!という方はそのようなルールが施行された施設を選ぶといいでしょう。
通信セキュリティが保証されている
特徴の項目でも触れましたが、コワーキングスペースはインターネットのセキュリティ体制が万全です。
カフェではそもそも機密情報をやり取りすることを想定していないため、同じフリーWi-Fiに接続した人の通信内容をのぞき見されるリスクがあります。
一方でコワーキングスペースは仕事上の機密情報をやり取りすることを前提としているため、施設の利用者にしか開放していないSSID、およびパスワードで保護されており、かつ、利用者同士の通信を覗けないよう堅固なセキュリティ体制を築いてます。
ビジネスマッチングが促進される
他の人と働く場所を共有することを活かして、他の利用者とのビジネスマッチングを促進している施設もあります。
特に起業家やフリーランス、個人事業主など、個人で仕事を行っている人たちは、同業の人や関連性のある業種の人とのかかわりを持ちづらい環境にあります。
そこで、場所を同じくして働く人達同士での交流会を実施したり、自身の事業のアピールの場を設けたりすることで、一人で働く人特有の孤独感や他社とのつながりを補完することができるのです。
コワーキングスペースのデメリット
プライベート空間がない
コワーキングスペースの多くはフリーアドレス制です。そのため、自分が利用したいお気に入りの席をいつでも確保できるわけではありません。加えて、人気のコワーキングスペースはすぐに会員でいっぱいになるため、特に平日の昼過ぎから夕方ごろは混雑して座れない、ということも発生し得ます。
また、通信面でのセキュリティの安全性は確保されても、通りすがりの人にパソコンの画面が覗かれたり、離席したときに荷物を盗られる可能性も捨てきれません(もちろん施設側としては防犯対策もしっかり行っていますが、万が一ということがあります)。
そのような心配がある場合は、自分だけの席を常に確保できる固定デスクのプランにアップグレードしたり、荷物を自分専用の鍵付きロッカーに預けられるロッカーサービスを利用したりして未然に防ぐことが可能です。
他の利用者にワークスペース環境を左右されがち
「隣人は選べない」といいますが、コワーキングスペースでも他の利用者の利用状況に左右されることがあります。
例えば、隣の人の電話の声が気になる、食事の時間が合わなくて、自分は作業中なのに近くの席の人がニオイの気になるものを食べている、など…。快適な環境やスケジュールなどは人によって異なります。
だからといって仕方がない、とはもちろんなりません。施設の利用において快くない利用者がいた場合は、運営スタッフに相談すれば改善してもらえる可能性がありますので、まずは運営スタッフに相談してみてください。
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コワーキングスペースはこんな人におすすめ
起業準備中、起業したばかりの方
起業準備中でワークスペースのコストを抑えたい方、また、利用する人数の増減が予測しづらい方などはコワーキングスペースからオフィス利用を開始することをおすすめします。
コワーキングスペースなら1人数千円から利用でき、人数が増えても柔軟にプラン変更が可能です。
また、法人登記がオプションで利用できたり、個室オフィスも併設しているシェアオフィス型の施設であれば、移転の手間も省け、長く利用することができます。
▶関連記事「シェアオフィスと賃貸の違いとは?項目別に徹底解説!」
副業をしている方、資格取得勉強をしている方
本業とは別に副業をされている方や、資格取得のための勉強をされている方には、集中できる環境が整っているコワーキングスペースがおすすめです。
施設によっては利用しただけ料金が発生する従課金制の施設や、平日夜間、土日祝日だけ利用できるお得なプランを提供している施設など様々な携帯が選べます。
支店・営業所出店のスタートとして
オフィス出店が初めてのエリアや、出張ベースでしか利用がないエリアなどでワークスペースを確保したいなら、コワーキングスペースがおすすめです。
いきなり個室のオフィスを持つのにはコスト面や契約面で不安がある場合でも、コワーキングスペースなら数カ月だけの利用もできるため、試験的な出店や市場調査などに適しています。
まとめ|気軽に必要なサービスを利用できるコワーキングスペース
コワーキングスペースはコストを抑えて最適なワークスペースをすぐ開設できます。気軽に快適な環境を整えるなら、ぜひコワーキングスペースをご活用ください。
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コワーキングスペースならbillageへ
東京・大阪を中心に全国に12拠点展開中!
billageは東京、大阪を中心に全国に12拠点展開しています。
1時間から予約なしで利用できるドロップインサービスや営業時間中いつでも自由に利用できる月額プランまでご用意しており、希望のワークスタイルに合わせてご利用いただけます。
拠点名 | 所在地 | ドロップイン ※700円 / 時間~ 2,000円 / 日 | 月額プラン | オプション |
---|---|---|---|---|
【札幌】 billage SAPPORO ばらと北一条ビル | 〒060-0001 北海道札幌市中央区北一条西3-3 ばらと北一条ビル9F、10F | 〇 | 10,000円 / 月 | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【東京|渋谷】 billage SHIBUYA 二宮ビル | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル 1F | 〇 | 18,000円 / 月 | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【東京|渋谷】 la billage SHIBUYA ヒューリック渋谷公園通りビル | 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町3-7 ヒューリック渋谷公園通りビル5F | 〇 | 4,000円 / 月~ | 住所利用|5,000円 / 月 |
【大津】 billage OTSU 石山駅前近江鉄道ビル | 〒520-0832 滋賀県大津市粟津町4-7 石山駅前近江鉄道ビル 5F | 〇 | 10,000円 / 月 | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【大阪|梅田】 billage OSAKA 朝日プラザ梅田 | 〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町4-11 朝日プラザ梅田 2F | 〇 | 13,000円 / 月 | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【大阪|梅田】 billage OSAKA 大阪駅前第1ビル | 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル8F | × | 4,500円 / 月~ | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【大阪|本町】 billage OSAKA 野村不動産御堂筋本町ビル | 〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町4-2-12 野村不動産御堂筋本町ビル 8F(受付)、B3F、5F、9F | 〇 | 4,500円 / 月~ | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【神戸】 billage KOBE 江戸町104ビル | 〒650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町104 江戸町104ビル 5F | 〇 | 10,000円 / 月 | 住所利用|5,000円 / 月 ロッカー利用|3,000円 / 月 |
【広島】 billage HIROSHIMA 合人社広島紙屋町ビル | 〒730-0011 広島県広島市中区基町11-10 合人社広島紙屋町ビル 8F | 〇 | 13,000円 / 月 | 住所利用|5,000円 / 月 |
【福岡|久留米】 billage KURUME 明治通ビル | 〒830-0017 福岡県久留米市日吉町26-36 明治通ビル 4F | × | 10,000円 | 住所利用|5,000円 / 月 |
月額4,000円から利用可能!
billageでは最安値月額4,000円からワークスペースをご利用いただくことが可能です。
副業をされている方、勉強がしたい方など、平日の夜間、土日の利用のみの方にはライトプランを。本格的にビジネスの拠点として利用したい方にはスタンダードプランをご用意しております。
プラン名 | 概要 | 入会金 | 月額利用料金 |
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ライトプラン | 平日の夜間、土日祝日のみなど、利用時間が制限されたリーズナブルなプラン | 10,000円 | 4,000円 / 月~ |
スタンダードプラン | 各拠点の営業時間内ならいつでも自由に利用できるプラン | 10,000円 | 10,000円 / 月~ |
※各拠点によってプランの提供状況、料金が異なります。
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